お出かけ用の洋服を洗う際に使用する漂白剤の使い方

おしゃれな服の洗濯で通常の洗剤と水で落ちない汚れを漂白剤できれいにする際の選び方と注意点をお伝えします。

 

 

洗濯に使う漂白剤の種類

洗濯に使用できる漂白剤は主に次の２種類があります。１つは、塩素系でもう1つは、酸素系の漂白剤です。酸素系の漂白剤はさらに粉末タイプと液体タイプがあります。

 

塩素系漂白剤で洗える洋服

塩素系漂白剤は、木綿や麻、ポリエステル、アクリルの服で使用可能です。注意点として、染料が化学反応によって脱色してしまうために白い色の洋服でしか使えません。黄ばみ汚れや食べ物の汚れなどの頑固な汚れを落とせますが、洗浄力が非常に高いので生地が傷みやすいので注意が必要です。お出かけ用のおしゃれな服の洗濯では使えない場合がほとんどです。

 

酸素系漂白剤で洗える洋服

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤が使える木綿や麻、ポリエステル、アクリルに加えてナイロン、ポリウレタンを洗えます。液体タイプの酸素系漂白剤ではさらに、ウールと絹も洗えます。また、液体・粉末ともに白い洋服だけではなく色柄のある物でも洗濯できます。油汚れや皮脂の汚れ、汗の黄ばみ、食べこぼし、口紅、化粧による汚れなどを洗えますが、複数回使用すると生地が伸びてしまうことがあるので注意が必要です。

 

漂白剤の使い方

漂白剤の使い方は、漂白剤の容器に記載の表示に従って水またはぬるま湯で薄めた液を作ります。この液の中に３０分～１時間くらい洋服をつけ置きして洗います。その後は、通常通りの手順で洗濯して洗い・すすぎを行います。

 

 

漂白剤が使える洋服かどうかの見分け方

漂白剤が使えるかどうかは、洗濯表示を見るのが一番確実です。三角形のマークが表示されていれば、塩素系と酸素系の漂白剤が使えます。三角形に斜線が２本入っているマークが表示されていれば、酸素系漂白剤のみが使えます。三角形にバツ印が付いたマークが表示してある場合は、塩素系と酸素系ともに使用できません。

 

 

漂白剤は、普段の洗濯ではなかなか落ちない汚れが取れる強力な洗浄力がありますので、こちらを参考に適切な使い方を覚えて活用してみてください。